ウレタンどぶ漬け ールアーのコーティング方法の比較ー

お気に入りのルアーがボロボロになって処分したり二軍に降格させたりした経験のある方も多いでしょう。
ウレタンどぶ漬けの方法をご紹介します。

目次

ウレタンどぶ漬けとは?

ウレタンどぶ漬けとはルアーのコーティング方法の一つです。市販されているウレタン塗料の容器そのままルアーを入れることから「どぶ漬け」と呼ばれています。

ルアーのコーティング方法の比較

ルアーのコーティング方法には他にも熱収縮チューブやマニキュアで保護や塗装をすることもあります。
それぞれの方法のメリット・デメリットを比較してみました。

メリットデメリット
ウレタンどぶ漬け・塗装が強い

・手間がかかる
・塗料が高い
熱収縮チューブ保護・簡単
・保護が弱い
マニキュア(トップコート)塗装・簡単
・塗料が安い
・塗装が弱い
・買うのが恥ずかしいことも

熱収縮チューブ保護やマニキュア塗装の最大のデメリットは保護・塗装が弱いということです。シチュエーションにもよりますが数回の釣行でチューブが割れたり、マニキュアが剥がれたりします。

一方でウレタンどぶ漬けは塗装が強力です。コーティング回数を増やせばかなりの釣行に耐えることができます。
ルアーの塗装が剥げることによる買い替えはほぼ必要なくなりコスト的にも一番お得になるかもしれません。

ただし、軽量な小型のジグや管釣り用のスプーンやなどはストラクチャーにぶつかってもダメージを受けにくいためマニュキュア塗装で十分な場合があります。

ウレタンどぶ漬けの手順

①まずは1回目のウレタンどぶ漬けです。写真のようにルアーのどぶ漬けを行います。専用のハンガーが発売されていますがゼムクリップなどでも代用可能です。


②次に換気のいい場所で乾燥させます。こちらも専用の乾燥ボックスが販売されていますが段ボール箱などで自作するこもとできます。温度や湿度によって異なりますが24時間以上は乾燥させた方がいいでしょう。ウレタン塗料には有害性があるためくれぐれも部屋の中で乾燥させないようご注意ください。


③しっかりと乾燥したら2回目以降のどぶ漬けを行います。この時、サンドペーパーなどで表面に細かい傷を付けることでより塗装が強固になります。この作業を何度か繰り返します。ジグの場合1、2のどぶ漬けでは数回の釣行でコーティングが剥がれることがあるため最低でも3回以上がオススメです。


④最後にアイに詰まったウレタンをピンバイスなどで綺麗にして完成です。

オフシーズンこそオススメのタイミング

釣果が上がらないオフシーズンこそウレタンどぶ漬けに最適のタイミングです。
ぜひ来シーズンに備えてどぶ漬けにチャレンジしてみてください。


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